生きる力が湧いてくる『ゼロ・グラビティ』

こんにちは。
昨日から公開が始まった『ゼロ・グラビティ』

どうしても見逃したくないし、今年最後の映画館の予感がしたので、
思い切って公開初日に初めての3Dで!!!

ゼロ・グラビティの場面カット画像

あらすじ: 地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)。すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、二人は一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出される。地球に戻る交通手段であったスペースシャトルを失い、残された酸素も2時間分しかない絶望的な状況で、彼らは懸命に生還する方法を探っていく。(Yahoo!JAPAN映画より)

理屈なく、映像、演技、ストーリー全てが素晴らしい。

私も一緒に宇宙をさまよっていた気分だった。

映画館から降りてくるエレベータの中、いまだ現実に戻っていない気分だった。

外に出て、風を感じたこと、ぶつかるほど人が多いこと、街がうるさいこと。

全てが日常で、普段なら何も思わず通り過ぎて行くだろう。

でも、それらが存在することに感謝し、一つ一つを確認した。

私もそこにいて、地面を踏みしめて歩いていることをうれしく思った。


電車に乗って、人が座っていた後の座席に座った。

温かさが残っていた。

深くシートに沈んで、現実に戻ってきたことを確認して、
改めて息を吸い込んだ。

ってすごく大袈裟だけど、それくらい映画というか宇宙に吸い込まれる。

登場人物は、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーだけ。

すごくシンプルだけど、それゆえに力強さやストレートに伝わってくる思いが大きい。

極限の状態でも、人は愛に支えられ、
信念を持ち続けることで力強くいられる。

あきらめないこと、挑戦を続けることのすごさ。

今後、必要な気持ち、持ち続けなければいけない思いが、
全て詰まっていた。


原題は『Gravity』(重力)である。

まったく逆のタイトルであるように思われるが、
観終った時に感じるのは、重力だ。

宇宙は美しく静けさもあり、心地いいかもしれない。

嫌なことも辛いこともたくさんある、この世界。

しかし、本当の重力以上の重い思いを心の中に持ち続け、
これからもこの世界を、力強く生きていきたい。

生きる力が湧いてきた。
悪いことは言わないから、観てください。
私は嘘はつきません!!!笑

今年の締めくくりにもいいし、新年一本目にもおすすめです。

その際は、必ず絶対に3Dで観てください!!!
【本田雅一のAVTrends】「ゼロ・グラビティ」に見る新しい3D映画の可能性 – AV Watch 

webで宇宙遊泳をお試しできるので、ぜひ~→『ゼロ・グラビティ』オフィシャルサイト

今まで色々と文章でも、話しているときも、
オススメはこれで〇〇と、○○で~って言ってきたけど、
これだけはすべての人にオススメです!!笑

では~(^◇^)

なんだか難しかった二作・・・『バベル』『かいじゅたちのいるところ』

こんにちはー。

昨日の夜は昼寝のつもりで9時から朝の9時まで寝てました。笑

よっぽど疲れてたみたい(笑)

バベル


菊池凜子が色々と賞とった作品ですね。

でも、なんだか、チグハクな印象を受けて後味の悪い作品でした。

それぞれの物語に少しずつはつながりあるけど、全部半端に終わってる感じがしました。
メキシコとモロッコの場面は、モロッコの事件がなければメキシコの方の事件にもつながらなかったけど、日本の場面が無理矢理入れられた感じ。
悲惨な出来事、理不尽な出来事、菊池凜子の体の貼ったところ

というのが、昨日の観終わった感想。

でも一晩おいて考えたら、少し変わった印象を持ちました。

伝えたいことはなんなんだろう、って考えてたら
「どんな環境にいる人も孤独、辛さを抱えてる。」ってことかなと。

バベルとは、”バベルの塔”から来ているそうです。

旧約聖書 創世記11章には
『遠い昔、言葉は一つだった。神に近づこうとした人間たちは天まで届く塔を建てようとした。神は怒り、言われた”言葉を乱し、世界をバラバラにしよう”。やがてその街は、バベルと呼ばれた。』
と書かれているらしいです。

言葉をバラバラにして、二度とその塔が立てられないようにということみたい。

でも、バベルが今の世界だとしたら、言葉はたくさんありバラバラです。

そして、バベルの中でもたくさんの環境があります。

しかし、ここで分かり合えていないのは、言葉が一緒な人です。

モロッコの家族、ブラピ夫妻もそうだし、
メキシコのナニーとブラピ夫妻も英語でつながりあえる、日本の役所浩二の家族もそう。

モロッコでアメリカ人観光客が勝手にバスで行っちゃうところも、
電話してもアメリカ政府がすぐにメキシコに助けに来てくれなかったところや、
アメリカの警察?の人がナニーを強制送還しようとして、ナニーの気持ちを理解してくれなかったところとか。

言葉が通じていながらも、心はバラバラで孤独を感じているし、
分かり合えていないということを伝えたいのかな。

でも、菊池凜子の役は聾唖者だから声は通じないけど、でも文字があるんだから通じ合えはず。

人は話をできないからといって、すぐにコミュニケーションをあきらめてしまうことを、批判しているのかなとも感じました。

昨日はあんなにきわどいシーンなくていいと思ったけど、
あれは自分を承認してほしい、見てほしいという孤独感の表れなのかなと感じました。

でも、やっぱり難しい作品でした。

実はこの作品、高校生の時に友達と観ようとしたんです。

でも最初のモロッコのシーンで、みんなでつまんないねってやめちゃって(笑)

やめて正解だった、と昨日改めて思いました。笑



かいじゅうたちのいるところ
「かいじゅうたちのいるところ」の画像1


こちらも正直難しい作品と感じました。

絵本が原作なんですね。

かいじゅうがかわいくない、怖いという感想を良くみましたが、
私はなんか不思議なかいじゅうでかわいいと思いました。笑

うーん、なんか適当に見てしまったこともよくなかったんですけど、
でも、なんかよくわかんなかったなー。

マックスが来たことで、最初かいじゅうの世界は変わったけど、
でも結局マックスの思い通りにはいかなくて、素いた世界に戻ることにした。

でも、かいじゅうとの出会いでマックスの心がどう変わったかがいまいちわからなかった。
その後の家族関係とかも。
うむ、今回はめっちゃよかった!と言える2作品ではなかったです。

そんなときもあるよねー。笑

明日は久しぶりに映画館に行きます。

映画日記:2013年7月、8月


2013年7月、8月

◎8月 家にいた時間のほうが短かったです・・・
8/14 『モンスターズ・ユニバーシティ』
(友達2人と新宿ミラノへ観に行った。 あそこ大きくてレトロでいい。
お盆だったこと、レディースデイだったこともあり、お母さんとちびっこたちがすごく多かった!笑
モンスターズインク大好きなので、見入って感情移入した。 
人たくさんいるのに、体ビクってなるほどびっくりしてた(笑)
私はわりと子どものころからピクサー作品をよく見てきて、好きな作品もすごく多くて、これもまた好きな作品になった。)

◎7月 今日も暑いですねー。
・7/1 『きっと、うまくいく』 
(2013年観た中で最高作品になりそうな予感。学ぶこと多いし、元気もらえる。)

・7/1 『建築学概論』 
(切なすぎて最後の音楽で涙ぶわー。大人、特に男の人が懐かしんで観えて好きそう。)

・7/6 『サマリア』 
(初のキム・ギドク作品。作品解説読んでやっと理解できたけど、他の作品も観たいと思った。)

・7/8 『スイートリトルライズ』 (中谷美紀ってほんとにミステリアスな役似合うねー)

・7/9 『酔いがさめたら、うちに帰ろう』 
(浅野忠信はろくでもない男、どうしようもない男の役が本当によく似合う。その危なっかしさが魅力なんやろうなーと改めて思った。)

・7/12 『ベッドタイムストーリー』 (声出して笑った!笑 ワクワクすることって大事!)

・7/13 『プレシャス』 (思ったよりしんどかった。心にずしんときた。でも見てよかった。)

・7/14  『かぞくのくに』 (重い。重い話やけど、ほんとにひたすら重い。母の優しさに涙)

・7/14 『最強のふたり』(おもしろい!二人の対等で信頼し合った関係がよかった。)

 ・7/19 『ヒミズ』 (暗い、重い、でも演技力の高さに引き込まれた。好き嫌い分かれそう)

・7/24 『太陽がいっぱい』(アラン・ドロンかっこよすぎた。昔の映画の雰囲気ってほんとにいい。)

・7/24 『プリンセス・トヨトミ』 
(面白くないって話聞いてたけど、おもしろかった。堤真一の親子のエピソードのところ感動した。)

映画日記:2013年5月、6月


2013年5月、6月

◎6月 梅雨がやってきたー。
・6/1 『サニー 永遠の仲間たち』 (すごく好き。青春いいなあ。音楽も最高)

・6/1 『ハモンハモン』 (若き日の美しいペネロペ様が拝めますよ。ラテン系)

・6/7 『ベンジャミン・バトン』 (良かった。長いけどどんどん観たいと思った。)

・6/7 『プラダを着た悪魔』 (今のアン・ハサウェイこの時より美しくなった。)

・6/12 『うさぎドロップ』 (愛菜ちゃんの演技力は本物。←何者w)

・6/16 『パッチギ!』 (泣きも笑いもつまってて良かった。沢尻が初々しい。)

・6/19 『NINE』 (音楽良かった。ミュージカル仕立てなの好き。ストーリーはそれほどな感じ。)

◎5月 充実してた!
・5/19 『私の頭の中の消しゴム』 (ノスタルジックな雰囲気が良かった。)

・5/20 『青い鳥』 (阿部寛と本郷奏多主役。)

・5/28 『ビル・カニンガム&ニューヨーク』 
(楽しそうに仕事するビル見て私もそうなりたいと思った。夢を追いたいなと思った。)

・5/30 『ハーヴェイ・ミルク』 (授業で観たけど含めます。)

・5/30 『海の家のピアニスト』 (友達と我が家で映画鑑賞。結局みんな寝て誰も結末知らずw)