3度目の『新しき世界』

みなさん、こんばんは。
お久しぶりです。

先日、初めて映画をリピートしました。

そして、昨日なんと初めて3回目のリピートに行きました。

まだ『新しき世界』の沼から抜け出せてないんです。


今回は、私が3回目観たいという気持ちはもちろんありましたが、
どうしても友達に見せたかったんです。

普段あまり映画も観ないし、こんなに血が出る映画に連れて行ってもいいものか・・・
とも思いましたが、この映画の良さを感じてほしかったんです。

私と友達の誕生日祝いとこじつけて、バースデーセメントに行ってきました(笑)


昨日のシネマート新宿のスクリーン1での上映は、本当にたくさんの人がいました。

トイレに並んでる時から、こんなにこの映画人気なん?って友達に聞かれるほど。

関係者じゃないのに(笑)、とかって言われたけど、それくらい私はこの映画が好きで、
この映画をこんなにたくさんの人が注目してくれて、見てくれることがうれしかったです。

twitterでも、『新しき世界』って検索して、観た人の反応見たりしてたり(笑)

終わった後の反応にドキドキしながら、細かいところを確認したり、
これまでの2回で感じた良さを味わいながら楽しみました。

いろんな人の文章読んで、そういう見方もあるんだーって感じたところとか、
3回目になると自分でもなんとなく、こんなことを表現したくてこういう演出なのかな?
って感じられるようになってきました。

駐車場の襲撃シーンから、友達が泣き始めました。

うわああ、あまりに血がドバドバしすぎてびっくりしたかな・・・ごめん・・・なんて思いましたが、
病院のシーンで号泣してて、「あ。ちゃんと伝わったんだあ。」って安心しました。

6年前のシーンでは、二人共泣き笑いして、ほんと見せてよかったなあと思いました。

終わった後、泣き顔で、「号泣した~すごかった~良かった~」を連発してくれて、本当にうれしかったです。

「6年前があるのとないのとじゃ全然違うなあ」って言ってて、やっぱりあのシーンがあるから、
この映画がさらに良くなってると改めて思いました。

帰りの電車で話しながら、私と感じ方も違ったりしてまたそこも面白かったんですが、
なんにせよ心に響く映画なんだと実感しました。

ただ、ジャソンとジュングの見分けが途中までつかなくて混乱したことなど、やはり二回目の方がさらに楽しめるんじゃないかなーって言ってて、
またDVD出たら強制的に鑑賞会を開こうと思います(笑

「韓国ってラブとかキュンだけじゃないんだね。すごいわ」
「いいものを見せてくれてありがとう。」
この二言が聞けて、私は本当にうれしかったです。


そして、私が映画を好きになりちゃんと記録をつけ始めた2013年度の記念すべき100回目の鑑賞が、
昨日の『新しき世界』になりました。

狙ったわけじゃないけど、小さな喜びです。

大好きな作品で100回目を迎えられたことが、ちょっとうれしくて。



これで『新しき世界』とはしばらくお別れです。

正直最初は『新しき世界』は、すごく楽しみにしてたわけではありませんでした。

本当は同じ月にやってる別の作品をかなり楽しみにしてたのですが、
これを3回も観てるおかげでまだ行けてませんw

twitterでこんなに一つの作品に盛り上がってるのも見たことなかったし、
実際に作品好きな人と語ることもなかったのに、初めてそういうのに参加できたし、
まさか3回も観るほど好きになるなんて!って感じです。

これからも、これくらい大好きな映画にたくさん出会えたらいいなあと思います。

『新しき世界』二度目を観て・・・

『新しき世界』マジヤバイ。
初めて2回目観に行きたくなった映画で、二回目行ってきた。
今日は遅い時間のこともあり、前よりは人が多かった。

※少し?ネタバレしてるので、見てない方は注意です!


二度目見て、あるシーンのジャソンの表情がすごく印象に残った。

チョン・チョンが入院して、奥さんが流産した後、チャン・スギも出てきた後、
カン課長に呼び出されて、小屋に行くところ。

あそこで課長は、「用事がなきゃよんだらダメか?」って聞く。
で、任務を遂行したら俺が責任を持って海外勤務にしてやる、
特殊任務で給料も2倍アップ、同期なんかより多い、みたいなことを色々と言う。

「安心しろ。お前は警官だ。」
その言葉を聞いた後のジャソンの顔。


すごく穏やかな顔で微笑む。 

カン課長にはいつもたてついたり、できません!って懇願して泣き顔の時が多かったりしたのに、
そこだけは、ただただ少しさみしそうに微笑むをしている。


散々課長にひどいことされてきて、信頼できなくなってるのも当たり前だ。

でも、ジャソンはまだあの時はカン課長のことを信じようとしていた。
そして、おそらく警官という地位もやはり諦めきれなかったのではないか。

本当に任務が終われば、用がなくてもよばれる関係になりたかったんだと感じた。
本当に信頼し合える親子のような関係に。


しかし、カン課長は結局ジャソンのことを組織の駒としか考えていなかった。

それが、コ局長と飲んでるシーン。
ちゃんと従うか?って問われて、従うしかないさ。って答える。

ジャソンやシヌに情がなかったわけではないが、
やはり彼はおそらく自分の仕事を全うすることが最も大切だったんだろう。

彼はやりすぎた。


その直後、ジャソンの心は急変する。


変えたのは、やはりチョン・チョンの愛だ。

警官ということを知っても、それでもジャソンを殺さなかったのも、愛だ。


そしてその後のジャソンにあの道を選ばせたのは、その愛が心からの愛だったからである。
見返りも求めない、まさしく兄弟愛。

ジャソンが警官と知った時、ただでさえ潜入という危うい立場で辛いのに、
自分の愛がさらに苦しめていたのではないか、と感じただろう。

自分がジャソンを愛し、大切に思ったため、弟はますます苦しんだ。

自分が死んだ後、弟に残された道はどんな道であっても険しい道だ。


死が迫っている中、チョン・チョンは何かを強制するのでもなく、許しを請うのでもなく、
ただ、「強くなれ。それがお前が生きる道だ。」と告げる。

チョン・チョンは自分を一人の人として愛し、大切にしてくれた。
そして、この死が迫っている中でも、自分のことを思い、選ばせようとしてくれている。


ジャソンはその無償の愛に、心を打たれ、選んだのである。


最も強く生きる道、それがあの道である。

警官という守られた地位は、強く生きるためには不必要だった。

華僑という生まれであっても、強く生きられる社会。

カン課長の駒として生きるのではなく、自分が頂点となり新しき世界を切り開いていくのである。


チョン・チョンの思い出と言葉を胸に抱え。 
心にチョン・チョンは生き続け、ジャソンは強くなったのである。



・・・ここまで書いてきてある作品との共通点に気付いたので、もう少ししたら書きます。

ゴールドムーン社に就職するための企業研究

みなさん、こんばんは。

眠くないといえば嘘になりますが、やることは色々あります。

今日のビル風なんか殺人的な寒さだったし、
水曜日、木曜日にはまた雪が降るらしいし、
修造さんがソチに行ってしまってから日本は大変ですね。

そんな中リクルートスーツ着て、満員電車乗って就活です。
(大人の方々の大変さが少しだけわかった気がします)

自分自身でも、しっかりと何者なのかわかってないながらも、
自己PRとか書きます。(書いてて恥ずかしくなることしばしば)

しかし、今はっきりと言えること。
どの企業よりもしっかり企業研究しているのが、ゴールドムーン社です。



ゴールドムーン社の面接なら並々ならぬ熱意を伝えられると自負しております。

ゴールドムーン社の志望者の方々はみなさんは非常に意欲ある方々で、
学ばせて頂くことが多く、私のモチベーションも維持できています。 


来週は、さらにゴールドムーン社内定に近づくため、二度目の説明会に行ってまいります。

チョン・チョン副社長のありがたいお言葉を聞いてきます。



というほど、頭がもうおかしくなるほど『新しき世界』にハマっています。(笑)

変な文書いてたら、楽しくなってきた(笑)

好きなものがあるって、ほんとありがたいことです。

楽しみがあるから、何でも頑張れるんだし。

ということで、来週は二回目の入沼する予定です。


丸の内TOEIでは28日までの公開らしいので、まだ未見の方はぜひ。

心地よいセメント沼にハマれますよ。

web説明会動画載せておきますね。(あくまで就活コンセプトにこだわりましたw)

男たちにしびれた・・・『新しき世界』

ほんとは観に行くつもりではなかったけど、
twitterであまりによく好評ツイートを観るので観に行きました。
初!丸の内TOEIでした。 大きいスクリーン!

ラストに近づくにつれてどんどん鳥肌立って、
終わってエンドロール見てるときは顔にまで鳥肌立ちました。
ほんとに!! それくらいゾクゾクした!!!



あらすじ・・・ 

韓国で有名な犯罪組織の幹部チョン・チョン(ファン・ジョンミン)の右腕としても認められているジャソン(イ・ジョンジェ)。

だがその正体は、カン課長(チェ・ミンシク)に潜入捜査を命じられた警察官であった。

警官の職務を果たそうとするも、自分と同じ中国系韓国人であるチョン・チョンとの間に生まれた兄弟のような情と絆を裏切っていることに苦悩するジャソン。

そんな中、組織のリーダー急死を契機にした後継者争いが勃発(ぼっぱつ)、さらに組織の一網打尽を目的とした捜査作戦が動き出す。


 (yahoo!映画 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id347498/)





グロいし、血多いし、怖いし、重いし・・・
でも、めっちゃくちゃ熱くて、人間味に溢れてて、最高でした。
男たちが本当にかっこいい!!

ストーリーが進むにつれて、うわああ誰も幸せになれんよー!!!!って叫びたくなるほど、
誰の気持ち、立場を考えても辛くて、辛くて・・・

警察官である自分、でも兄貴にも情がある自分、
どっちがほんとの自分なのか迷うジャソン。(真ん中)
自分が何者かわからなくなって、でもいつも冷静。

寂しそうな目をしてる時が多いけど、ラストは覚悟を決めた強い目をしてました。
あまり表情がないけど、目で演技って感じで、
迷ってるのとか覚悟決めたのが伝わってきました。

そして、兄貴のチョン・チョンが最高にかっこいい!!(サングラス)
真の男だよ!!!兄貴!!!!!

飛行機からスリッパで降りてくるし、偽物の時計あげたりするし(時計がポイント)
バカっぽい兄貴。
甘えるし、世話焼きたくなる可愛げのある兄貴じゃ、
ジャソンもお客さんも好きになっちゃうよなあ(笑)

でも、めっちゃ強いし、裏切りや卑怯なことには厳しくて、冷徹なところもある。
No.2なだけあって、いろんな顔があるんですね。

でも、義理と人情に溢れてて、ほんとにジャソンのこと好きなんだなあと感じました。
私はかなりチョン・チョン推しです(笑)

脇役もみんな味があって、それぞれいいキャラクターでした。
チェ・ミンシク(おじさん)はどの作品でもすごいなあ・・・


「はい、ここまで言った/動作したからあとの気持ち考えてっ!」
っていう感じの映画が好きなのだけど(↑変な表現ww)
これはまさにそれで、そこもめっちゃ好きでした!

観てる人に登場人物の気持ちを探させる作品が好きなんです。
全部言葉にしてしまうのは、苦手です!笑

濃い内容に疲れ、ゾクゾク鳥肌立ててボーっとしてエンドロール観ながら、
人、人生、愛、信頼ってなんだろ?ってずっと考えてました。

型なんかなくて、人の数だけあるんだろうし、どんな世界でもあるんだなあと感じました。

なんでそんなことするの?ってシーンも、
よくよく考えると愛があっての行動なんだなあと感じました。
(ex: 囲碁の先生にジャソンがすること)

ストーリー面白いし、キャラクター良いし、心にビシビシくるっていうすごく良い作品でした!!

公式サイト見ると、『インファナル・アフェア』+『ゴッドファーザー』らしいです。
私は、アウトレイジ、ゴッドファーザー、仁義なき戦いも見たことなし。
インファナル・アフェアもこの前見たばかり。
だから設定は新しく感じました。
↑の作品観た人は既視感もあるらしいけど、
それでもおもしろく感じるらしいですよ!(←受け売りww)
  
怖いシーンとか血の多いシーンもあるけど、女の人もたぶん見たら好きになります!
兄弟愛とかギャップとか好きでしょ?笑

かなり好きな作品なので、勝手にどんどん宣伝!!!

みんな、かっこいいおじさんたちを観に行こう!!!笑


ついに、『嘆きのピエタ』を観ました

こんばんは。

最近はよく冷えますね。 
今私の部屋13度しかない。実家はすごく寒いところなので寒さには強いです。

お気に入りのドラえもんのような色のフリースを着て、こたつに入ってます。

高校3年生の時、ドラえもんに憧れて、という不思議な理由でゲットしたフリースです。

この色のフリースまた売ってくれないかなー。


それより、本題です。

実は昨夜、ついに『嘆きのピエタ』を観に行ったんです。

さんざんtwitterでも、このブログでも、行く!行く!と言ったものの、

通常公開期間にはとうとう観に行かず、詐欺になりそうになっていました。

下高井戸シネマでレイトショーするのを知って、
私がtwitterで「ピエタ行きたいなー」と何気なくつぶやいたのを、
行こうよって行ってくれなかったら、また観ないところでした。笑

誘ってくれて本当にありがとうです。
私一人じゃきっと最後まで観られなかったです(笑)

私にとってキム・ギドク作品は3本目。

今まで観た2作よりも、ストレートに心に刺さるものがあった。
その分、すごくすごくしんどいのだけど。

最初観たサマリアのように、今回はちゃんとレビューしようと思います。



(画像:http://news.livedoor.com/article/image_detail/6841146/?img_id=367504


あらすじ: 身寄りもなく、ずっと一人で生きてきたイ・ガンド(イ・ジョンジン)は、極悪非道な借金取り立て屋として債務者たちから恐れられていた。そんな彼の前に母親だと名乗る女性(チョ・ミンス)が突如現われ、当初は疑念を抱くガンドだったが、女性から注がれる愛情に次第に心を開いていく。生まれて初めて母の愛を知った彼が取り立て屋から足を洗おうとした矢先、女性の行方がわからなくなってしまい……。

解説: 独創的な作風で世界中から注目を浴びる韓国の鬼才キム・ギドク監督による、第69回ベネチア国際映画祭金獅子賞に輝いた問題作。昔ながらの町工場が並ぶソウルの清渓川周辺を舞台に、天涯孤独に生きてきた借金取りの男の前に突如母親と名乗る女性が現われ、生まれて初めて母の愛を知った男の運命を描き出す。主演はテレビドラマ「愛してる、泣かないで」のイ・ジョンジンと、ベテラン女優チョ・ミンス。二人の気迫に満ちた演技と、観る者の予想を超えたストーリー展開に圧倒される。
(Yahoo!JAPAN映画より http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id343981/

ガンドはさびれた町工場から取り立てをしている。
借りた人の体を不自由にしてでも金を巻き上げようとする。
街工場のおじさんたちが、自分の商売道具の機械で、痛めつけられると思うと、辛い。

「死なれるのは面倒」とかって、悪魔としか思えない。
心を無くしてしまっているかのよう。
もう最初の方から、やーめーてーって思うシーンの連続で目を背けたくなる。

町工場は本当にどこも貧乏そうだし、ボロボロで、これは現代なの?って思ってしまった。
なんだかソウルとの格差を感じた。
「お金」が重要なキーワードなのだが、そういう社会の格差
華やかなものの陰に隠れて見えない、陰の部分を見せようとしているのかもしれないと感じた。

母であるというミソンが現れ、最初は拒絶しているのだが、
その愛情を受け入れるとガンドは変わっていく。

ガンドが母と向き合うシーン(すごく濁した言い方にしてます)の
撮影技法の話になるのだけど、
ドキュメンタリーぽい手ブレとか、ズームとかがあるのだけど、
個人的には違和感があり、そこでちょっと、あれ?って思ってしまった。

どういう意図でその撮り方にしているのかはわからないけど、
あれ?が、私にとってはストーリーから抜け出す休憩になったから最後まで見えたかも(笑)

話をストーリーに戻します。

ナイフを片付けるガンド。
そこからは少し落ち着いて見えるシーン。
仲良く出かけるシーン、温かくもあり、切なくもあり、泣きそうになった。
でも監督はそんなまま終らせてくれるはずがないので、身構えてた。

だんだん、???ってところが出てくる。
私は鈍いので結局最後まで気付けなかったけど、すごい展開だった。

ラストのミソンの気持ちは、母になったことがなくても、同じ状況であれば、私もそう思うだろう。
申し訳なさと、それでもそう思わずにはいられない、複雑な気持ち。

『母なる証明』を観たときにも感じたけど、
愛は人を良い方にも、悪い方にも変えるとてつもない力がある
と改めて強く感じた。

ガンドは母の愛に触れることで、これまで自分がしてきたことを振り返り、
なんてひどいことをしてきたんだろう、と思っただろう。

それがラストの謝りのシーンに凝縮されている気がした。

前半に出てくる子どもが生まれる父親の、
愛する人のためならどうなってもいいという気持ちがわかっただろう。

そして愛する人がいなくなることの絶望も。

ラストは本当に、あぁ…と辛くなったし、
最初悪魔のように見えたガンドが、観終ったあとには愛おしく思えた。

正直今まで観た映画で一番しんどかった。

本当は何度も、目をそらしたくなったし、外に出たくもなった。

最初のほうはなんて暴力的で嫌な映画なんだ・・・と思った。

しかし、そういうグロテスクなシーンが多いわけではなく、
音、つながりが想像を呼び起こすからよけい辛いのだ、
と一晩おいたらわかった。

観ていくうちに、それぞれの人物の心に直に触れているかのように、
その温かさも冷たさもヒシヒシと伝わってきた。(ガンド、ミソン、被害者…)

しんどくても、観てよかったと素直に思えた。

こんなことを思いました。

ピエタとは聖母子像のうち、死んで十字架から降ろされたキリストを抱く聖母マリアの彫刻や絵の事を指すそうです(wikipediaより引用)。

それが表すのは、母の慈愛と罪の贖罪なのだろうか、
という指摘をよく見るのですが、私にはわかりません。

でも、そんな気がしてきます。

監督の作品にはキリスト教要素が必須ですが、
この作品でもガンドの部屋の窓から2回見える大きく書かれた
「ハレルヤは永遠なり」という文字が出てきます。

これが何を意味するのかもわかりません。

やはり一度聖書を読んだほうが、他の映画も理解できるかも・・・

おやすみなさい。

それにしても美しいチョ・ミンス・・・

ミソンもすごく美しいけど、こういう写真も48歳なりの48歳にしかできない美しさが溢れてます。

(画像http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1952571:)

グエムル、怖おもしろかった。

とてもとてもお久しぶりです。笑

12月1日から、就活解禁!!!ということで、就活に勤しんでおります。笑

でも、週末や夜は映画も観てます!! 息抜き!!!笑

ほんとは息抜きばっかりしてるんだけど(笑)

今週土曜日は、ポン・ジュノ禁断症状が出たので←
『グエムル―漢江の怪物―』を観ました。

まず、一言。 グエムル、気持ち悪かった(笑)

韓国映画の本で、竹中直人が「グエムルは不思議でかわいかったー」
とか言ってるインタビューがあったんだけど、全然かわいくないし気持ち悪い。笑

この作品に関しては、ほんとに何も予備知識なしに観たけど、おもしろかったです。

ポン・ジュノ監督の大ファンになってしまっているので、
この作品って他のに比べて評価が低いんだけど、私はそんなに気にならなかったです(笑)

ほんとはこれじゃダメなのに!!!!笑

激甘な感想ですが・・・

この作品もハラハラドキドキの面白さと、
考えさせられるメッセージ性があって、さすがでした。

クスッと笑えるところを必ず入れてるのが、毎回思うけど素晴らしい。
お葬式、病院から脱出するシーンが特にお気に入り。

あと、音楽がいい!!!
何度もかかる、ターラータラタララタッターの音楽が、
なんともマヌケっぽいんだけど、そこが味があっていいです。
ナミル兄さんからのメールを見たナムジュが走り出すシーンも、躍動感が伝わります。

どの作品でも一貫して、警察のずさんさとか、
権力があるものに逆らえない社会とかを描いてると思うけど、
この作品は特にその色が強く感じました。

色々とストレートに伝わってきます。

しいて、ん?って思うところをあげるなら、
ナムジュがアーチェリー選手な設定はどうして?
どうして二人だけ生きたままなんだ? etc・・・


ソン・ガンホをはじめどの役者さんも作品によってガラッと雰囲気が違ってすごいです。
空気人形、リンダリンダリンダのぺ・ドゥナも出てます。

2月公開のスノーピアサーまで待ちきれない!!!



さすがポン・ジュノ監督『殺人の追憶』

お久しぶりです。

SMT直後忙しすぎて、何も書けずにいました。トホホ

今さらながらおさらいだけはしたいので、時間あるとき書きます。


さて、今日は『殺人の追憶』を見ました。

解説: 実際に起きた未解決連続殺人事件をテーマにした衝撃サスペンス。韓国で560万人を越える動員数を記録。事実を基に綿密に構成された脚本と緊迫感あふれる映像で、犯人を追う刑事たちの焦燥感が身近に迫る。東京国際映画祭アジア映画賞受賞。主役は『シュリ』『JSA』で知られる、韓国の名優、ソン・ガンホ。田舎町の少々、愚鈍な刑事を演じるため、体重を10kg増やし役作りした。監督・脚本は『ほえる犬はかまない』のポン・ジュノ。
あらすじ: 1986年10月23日、農村で若い女性の変死体が発見される。地元の刑事パク(ソン・ガンホ)は地道な取り調べを始めるが、現場は大勢の見物人で荒らされ、なかなか証拠がつかめない。やがて、第ニの事件が起きてしまう。


ポン・ジュノ監督の作品は、『母なる証明』に続いて2作目。

やっぱり今回も引き込まれました。夢中になって、身を乗り出していました。

観終わった時、えーえー嘘でしょ。とか言ってたけど、実際にあった事件を元にしてるから、
こうするより仕方なかったと思いました。

でも、あのラストだから考えさせられるところがより多かった気がします。

ずしん、って重かった。

子どもの「普通の人」のセリフには、どこにでもいるし、誰でもなりえるし、っていう恐ろしさを感じました。

この映画は、結末がどうとかよりも、見て知ることに意味があると思いました。

こういう事件があったこと、事件を早く解決したいがためにずさんな捜査も行われていたであろうこと、それになかなか逆らえなかっただろうということ。

そして、どこまで追っても本当の犯人は誰なんだ!?という、人を疑い、衰弱していく姿。

ラストに近いシーンの、第3の容疑者と2人の刑事のやりとりは鬼気迫るののがあります。

刑事の悔しさ、どうして解決されないんだよっていうもどかしさ・・・

雨に打たれた容疑者のあのまっすぐな目、そして最後ちょっとニヤッとして歩いて行くところ。

なんだろう、頭から離れません。

実際これに近いことがあったと思うとすごく恐ろしいし、韓国の人はもっと衝撃だったと思います。

でも、やっぱりポン・ジュノ監督はコミカルなところを忘れてなくて、
銭湯で毛のない人探しとか、霊媒師の言うこと信じちゃうところとか、犯人追うタイミングがあってるところとか、なんかクスってしちゃうところもあるんです。

トンネルにいる引きの画がうまいなあ、美しい撮り方だなあと思って、印象的でした。

あとは、音楽のタイミングとかがさすがで、ストーリーに引き込ませるなあと思いました。

ストーリーの組み立てが本当に上手で、『母なる証明』にもつながってるなあと思いました。

個人的には『母なる証明』のほうが好きです。

あんなに次々衝撃を受けて、ゾクゾクして、考える映画はそうそう出会えない。

でも、この『殺人の追憶』も負けず劣らず素晴らしいと思いました。

キム・ギドク監督の『悪い男』を最近見たので、次はポン・ジュノ監督見たくなって借りてきたけど、
やっぱりどっちも良さがあっていいですねー。

近くのビデオ屋さんで借りれるギドク作品が底をつきそうなので、どうにか借りられるところを探そうと思います。笑

これからは、あんまりヘビーじゃなくてもいいから、こまめに更新します。笑

おやすみなさい。

映画日記:2013年9月

【2013年映画鑑賞100本への道】

2013年9月

◎9月 飛行機の中の映画ってけっこう充実してるのね!
9/7 『ベルリンファイル』
(予想以上におもしろくて、ついトイレに行くのも我慢して見入った!!!
けっこう評価されてるの見て気になってたけど、やっぱりよかった。
高校生のころに家族で観てたIRISっていうイ・ビョンホン、キム・テヒのドラマを思い出した。
その時も思ったし、この映画でも思ったけど、リアルなのか?って思わせるスパイのやりとりや亡命のが面白い。
私にはリアルかフィクションかはわからないままだけど、でもリアルに思えるほど緊迫してる。
韓国映画だから描けた!っていうコメント見たけど、ほんとそうなんだろうなあと思う。
アクション映画はあまり好きじゃないけど、スパイアクション映画はどうなるんだろ?ってドキドキハラハラしておもしろい。
それだけじゃなくて、夫婦の愛もすごく切なかった。
国、夫、妻、そして自分。 どれを守るか。
理解しきれてない所もあるから、もう一回観たい映画。
続きがありそうなので、もし続きがあるなら次回作は絶対映画館で観ます。)


9/12 『モテキ』
(長澤まさみのかわいさは化け物だった。
隣の席で映画館で3回も観たというかなりモテキファンの子が、あいつ化け物って言ってたのが分かった。笑
麻生久美子の演技は、普段からそうなんじゃないの!?って思うほどそれっぽかった。
特に嗚咽しながら泣くところ。
フィッシュマンズ「いかれたBaby」が流れてたところがすごく雰囲気にあってて、ほーっと見とれた。
とりあえず、長澤まさみすごくかわいかったあああ。笑)

9/21 『まほろ駅前多田便利軒』
(松田龍平の良さ!!! 飄々としてるのに、実は芯ある役!
あまちゃんにハマってて、それまでそんなに好きではなかった松田龍平がすごくよく見えたけどw、これ見たらますます好きになった。笑
もっと今まで彼が出てきた映画観たい! まずは探偵はBARにいるから観ようかな。
瑛太とのコンビもすごくよかった。)

9/28 『幸せのちから』
(頑張らなくちゃって思った。
主人公の行動力がすごい。
現実の話って知ってびっくりしたけど、人生すぐに落ちちゃうこともあるし、頑張ったら上がれるって思った。
あと、劇中のシェルターの教会で聖歌隊が賛美歌を歌ってる場面があるのだけど、その場面がすごく印象的だった。
字幕で歌詞が出るのだけど、もちろんその歌詞も印象的だったけど、ただ歌聞いてるだけで、揺さぶられるものがあった。
力強い声、魂の叫びのようなものにしびれた。)

映画日記:2013年7月、8月


2013年7月、8月

◎8月 家にいた時間のほうが短かったです・・・
8/14 『モンスターズ・ユニバーシティ』
(友達2人と新宿ミラノへ観に行った。 あそこ大きくてレトロでいい。
お盆だったこと、レディースデイだったこともあり、お母さんとちびっこたちがすごく多かった!笑
モンスターズインク大好きなので、見入って感情移入した。 
人たくさんいるのに、体ビクってなるほどびっくりしてた(笑)
私はわりと子どものころからピクサー作品をよく見てきて、好きな作品もすごく多くて、これもまた好きな作品になった。)

◎7月 今日も暑いですねー。
・7/1 『きっと、うまくいく』 
(2013年観た中で最高作品になりそうな予感。学ぶこと多いし、元気もらえる。)

・7/1 『建築学概論』 
(切なすぎて最後の音楽で涙ぶわー。大人、特に男の人が懐かしんで観えて好きそう。)

・7/6 『サマリア』 
(初のキム・ギドク作品。作品解説読んでやっと理解できたけど、他の作品も観たいと思った。)

・7/8 『スイートリトルライズ』 (中谷美紀ってほんとにミステリアスな役似合うねー)

・7/9 『酔いがさめたら、うちに帰ろう』 
(浅野忠信はろくでもない男、どうしようもない男の役が本当によく似合う。その危なっかしさが魅力なんやろうなーと改めて思った。)

・7/12 『ベッドタイムストーリー』 (声出して笑った!笑 ワクワクすることって大事!)

・7/13 『プレシャス』 (思ったよりしんどかった。心にずしんときた。でも見てよかった。)

・7/14  『かぞくのくに』 (重い。重い話やけど、ほんとにひたすら重い。母の優しさに涙)

・7/14 『最強のふたり』(おもしろい!二人の対等で信頼し合った関係がよかった。)

 ・7/19 『ヒミズ』 (暗い、重い、でも演技力の高さに引き込まれた。好き嫌い分かれそう)

・7/24 『太陽がいっぱい』(アラン・ドロンかっこよすぎた。昔の映画の雰囲気ってほんとにいい。)

・7/24 『プリンセス・トヨトミ』 
(面白くないって話聞いてたけど、おもしろかった。堤真一の親子のエピソードのところ感動した。)

映画日記:2013年5月、6月


2013年5月、6月

◎6月 梅雨がやってきたー。
・6/1 『サニー 永遠の仲間たち』 (すごく好き。青春いいなあ。音楽も最高)

・6/1 『ハモンハモン』 (若き日の美しいペネロペ様が拝めますよ。ラテン系)

・6/7 『ベンジャミン・バトン』 (良かった。長いけどどんどん観たいと思った。)

・6/7 『プラダを着た悪魔』 (今のアン・ハサウェイこの時より美しくなった。)

・6/12 『うさぎドロップ』 (愛菜ちゃんの演技力は本物。←何者w)

・6/16 『パッチギ!』 (泣きも笑いもつまってて良かった。沢尻が初々しい。)

・6/19 『NINE』 (音楽良かった。ミュージカル仕立てなの好き。ストーリーはそれほどな感じ。)

◎5月 充実してた!
・5/19 『私の頭の中の消しゴム』 (ノスタルジックな雰囲気が良かった。)

・5/20 『青い鳥』 (阿部寛と本郷奏多主役。)

・5/28 『ビル・カニンガム&ニューヨーク』 
(楽しそうに仕事するビル見て私もそうなりたいと思った。夢を追いたいなと思った。)

・5/30 『ハーヴェイ・ミルク』 (授業で観たけど含めます。)

・5/30 『海の家のピアニスト』 (友達と我が家で映画鑑賞。結局みんな寝て誰も結末知らずw)